よかった本「血流がすべて解決する」

年末に、数年ぶりに、ちゃんと(?)名前の付いた病気をして一週間入院したのを機に、健康に関する本を芋づる式にちまちまと読んでいます。

最近読んでおもしろかったのは、堀江昭佳さん著「血流がすべて解決する」という本。


ざくっとした内容は、血流をよくする以前に、 血が足りていない人が多いので(特に日本女性に多いらしい)、まず、血をつくりましょう、そして増やしましょう、それから流しましょう、この順番が大事ですよ、というもので、その一つ一つの段階について、どうやって血をつくる、増やす、流す体質にしていけるか、そのやり方を教えてくれています。

読んだ後すぐ実行してみているのは(←影響されやすい)、
・骨付きの鶏肉で煮込み料理をつくって食べる:血をつくる材料のため。 (鶏ガラのだしが出て、もう美味しいのなんのって。)
・夜はなるべく11時までに寝る:体がせっせと血をつくる時間にしっかり寝付いているため。(11時までに寝るのはなかなか難しいけど)
・夜は空腹くらいの状態で寝る:血をつくるのに大きな役割を果たす胃の健康が大切。胃は空腹時に胃の中に溜まったカスの大掃除をする。寝ている間が一番長く大掃除ができる時間帯なので、そのとき胃が空っぽになっていることが大事。(これもなかなか難しい…。夕飯は早めに食べるようになったけど、寝る前お腹が空いてちょっと食べちゃう。ナッツとか、ヨーグルトとか、お茶漬けとか。)
 ・かかとの上げ下げ運動をする、腹式呼吸で深く呼吸する:つま先立ちしてゆっくりかかとを上げ下げしてふくらはぎの筋肉を鍛えることで足の静脈の血を心臓に戻しやすくする。腹式呼吸も、呼吸の度に横隔膜まわりの圧力が変わることで静脈の血を心臓に戻す役割をはたす。(おもしろい!)

この本では血流が体と心の健康維持にどれだけ大きな役割を果たしているかを実例を挙げてこれでもかというほどやさしく丁寧に説明してくれているので、血流に感謝する気持ちが生まれました。いやー体って本当におもしろいです。

それから、体調不良を抱えている人は、そのこと自体だけではなくて、そのために「普通」にできるはずのことができず世間とのギャップに悩んでいる、その悩みを解決してあげたい(さらには「普通」にとらわれることすら無くして解放してあげたい)という著者のやさしさがにじみ出ている本でした。著者は、出雲の漢方薬局を営む薬剤師の方だそうです。

「血流がすべて解決する」


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