そこにあるエネルギーを使う

昨日に続いて、住んでみたいエコ住宅第2段。
相模湖駅前かどや食堂を設計した岩村アトリエさんが手がけた、
エコ住宅の集約版、「世田谷区深沢環境共生住宅」。

この集合住宅では、そこにあるエネルギーを使う
いろいろな工夫がされている。

◆風◆



設計前に周辺の地形などを調べて、
風の通り道を妨げないように全体のデザインをするのだとか。
かどや食堂の設計の際も、周辺の環境調査をされていた。



ここも風の通り道(言われないと分からないのだけど(^^;)。



エレベーターホールも窓を開けて風が通る。



各部屋のドア横には羽根板状のガラスで窓が開く
ようになっていて、部屋の中に風が通る。

◆緑◆



壁を覆うみどりのカーテン。コンクリートは熱せられると
すごく熱くなり、そこから輻射熱(空気を通さず物から物に
直接伝わる熱)を発するので、周辺も暑~くなる。

植物はいつも水を下から吸っては放出してるので、
壁が熱せられるのを防いで、しかも植物自体熱くならない。
なので植物は、壁を覆うのにとっても効率的な方法。



緑のカーテンは壁から少し離してある方が効果的。
ここは1mくらいだったかな?



外のテラス沿いに藤棚が。歩く人に陰を作ってくれると同時に、
テラスが熱せられるのを防いでいる。
テラスが熱せられないと、輻射熱が伝わることもないので、
部屋の中の温度も下がる。



立派に育った…これはキウイ?

これらの「緑のカーテン」「緑の木陰」は、
落葉樹を使っているので冬になると葉が落ちて
太陽を通すようになるのがミソ。

◆太陽◆





隣の高齢者サービスセンターではお風呂など
お湯をたくさん使うので、太陽熱温水器が。





外灯は太陽光発電。

ちなみに風車はシンボル的に建てられたもので、
近くに高い建物が建っているとあまり発電はしない。

岩村アトリエの深沢集合住宅のページ

同じく環境共生住宅を設計している甲斐徹郎さんが書いた、
「まちに森をつくって住む」は、具体例いっぱいで
楽しくエコ住宅を学べる本。

かどや食堂の案内ページ

かどや食堂の場所  お店のブログ  
営業日時 11:00~20:00 火曜定休日 1ヵ月に1回月曜も定休日になる。
電話 042-684-2002

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