ありがとうの連鎖
写真は、オランダの木靴をかたどった小さな陶器の置物。
典型的なおみやげものだけど、人からいただいたのでうれしいのだ。
オランダのスキポール空港の近くのホテルで、
友達へのおみやげにチョコレートをたくさん買ったとき、
モヒカン頭のコワそうだけどやさしい店員さんが、
「これあなたのおみやげにどうぞ」とおまけでくれたのだった。
(お店のものなんだけども・・・^^;)
その前にも夫とアムステルダムの美術館めぐりをしていたときに、
慣れない路面電車に乗ったら切符係の人がおまけしてくれたし、
オランダ人の老夫婦のお二人もいろいろ教えてくれたし、
何かと親切をたくさん受けた後のしめくくりがこの木靴のおみやげ。
ほっこりしてシャトルバスを待っていたら、
緊張した面持ちの小柄のおじさまがバス停にやってきた。
とても礼儀正しいイラン人のお医者さんで、カナダからの帰り
手違いでオランダで乗り継ぐことになってしまったようだ。
不安そうなので空港の当該カウンターまでご一緒したら、
「ありがとう、ありがとうマダム!」
とホッとしてテヘランへ旅立たれた。
親切にされると自分もついおせっかいしたくなりますね。
あのおじさんも道中困っている人がいたら
親切にしたくなるかもなあ・・・
と思いながら日本に帰国したのだった。