選挙がおわり

相模湖は、衆議院補欠選挙のあった神奈川16区の一部だった。
なので、先週の日曜日は選挙。

今回は民主党が政権交代をめざしたり、
憲法改正や教育基本法改正のことが争点となったりで、
いつになく選挙運動も激しかったかな。

この選挙の後で、もしかしたら「共謀罪」法の強行採決?という話が
浮上していたこともあり、この機会に関連サイトを読んでみた。

結局、強行採決はなかったのだけど、まだ審議は続いているそう。

これが通ると、複数の人が犯罪を犯すことを口に出して、
それに合意しただけで犯罪になる。

犯罪の内容も600以上ある。口に出したか?合意したか?
を証明するのは難しい(逆にしてないことを証明するのも難しい)。
冗談だったかどうかも証明するのは難しい。
合意したら後で撤回しても罪は変わらないという。

そして、それを密告すれば、密告した人の罪はまぬがれるという。

テロ対策の一つ、国際組織犯罪防止条約の一環、みたいな
理屈なのだそうだけど、関係ないような犯罪もまとめて対象になっている。

言論の自由って、本当に民主主義の基本的なことだと思う。
お互いが萎縮して自粛して、風刺も皮肉も言えなくなるような
方向に進むのは願い下げだなあ。

ちょっと飛躍するけど、私の好きな本に、「言論の自由」が
すごく統制されていた時代を背景に書かれた
「The Name of the Rose(薔薇の名前)」という本がある。
「こんな時代もあった(ありうる)のだなあ」と考えさせられる。

日本の戦前の話だけじゃなくて、いろいろな国でいろいろな時代に、
言論や思想の自由をしばることがされてきたこと、知ると勉強になる。

共謀罪のことを取り上げたブログ
本「薔薇の名前」(特に本好きでない私もとても楽しめたお気に入りの本)
本「薔薇の名前」の細かい解説(このサイトもなんか面白い)

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