映画三昧の土曜日

昨日はな~んにも予定のない土曜日。
特に目的もなくスカパーを見ていたら
次々といい映画に出くわして充実した映画日になった。

まずは「ディープ・エンド・オブ・オーシャン」(Deep End of the Ocean)。
(チャンネル:ムービープラス)
ディープ・エンド・オブ・オーシャン

3才くらいの息子を誘拐されて家族は心の傷に苦しむ。
ある日その息子が家族の目の前に偶然現われる。

残された兄弟や父と母、誘拐された側の少年が
関係を再構築していく。

小説が元になっていることもあり、わざとらしい
盛り上がりはなく、淡々と描かれている。
特に誘拐された少年とその兄の関係に、
と~っても救われるものがある。

さてリモコンをちゃかちゃかしていると、
「海の上のピアニスト」(The Legend of 1900)
をやっていた。

(チャンネル:シネフィルイマジカ)
海の上のピアニスト

1900年ごろ船の中で生まれて放っておかれて
船員に拾われた赤ちゃんが、船の中で育っていく。
船内のパーティ会場に忍び込み、
天才的なピアノの才能を発揮していく。

毎回何千人という航海する人達が通り過ぎる中で、
彼は船から一度も降りることのない人生を選ぶ。

これも小説が元で、淡々としているけれど、
ピアノの音色がすばらし~い。
コメディの要素も少し入っている。
最後にずっと船を降りなかった理由を語る
彼の言葉が、とても重い。

そしてしばらくして「帰郷」(Coming Home)。
(チャンネル:シネフィルイマジカ)
帰郷

ベトナム戦争で出征した大尉の奥さんが、
ベトナム戦争から戻った兵士が入る病院で
ボランティアする。

ここで彼女は高校の同級生だったちょいヒッピーの入った
傷病兵と再開する。

ベトナム戦争の状況などは全然出てこない。
けれど精神的に病んでベトナムから戻ってきた
彼女の友人の弟や、この傷病兵の彼、そして夫である
大尉の言葉や行動から、普通だった自分を変えた
経験への怒りや戸惑いがとても強く伝わる。

ストーリーの真ん中にいる彼女は、かわいいだけでなく
大人で、愚直で正直で問題に真っ向から向かっていく
好感の持てる人。

けっこう内容的には重い映画三昧になったけど、
深いテーマがポジティブに描かれた後味のよい
映画で、充実。

気づいたら午前1時だったので寝ました~
こんな日にスカパーのお供はとても良い♪

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